君へ、約束の歌を。<実話元>
部活後が楽しみだなぁ〜なんて思いながら、気付いたら1日の授業があっという間に終わっていた感じ。
「愛璃、部活行こう!」
『うん!未来ばいば〜い!』
「うん、また明日ね」
未来に声を掛けて、亜美と一緒に部活へ。
メニュー表を覗き込むと、
今日は種目別メニュー。
私達は掃除があって少し遅れたから、もうみんなはグラウンドでそれぞれのメニューをこなしていた。
私達も自分の練習場所に行こうと着替えていた矢先に、声がかかった。
「加藤さん、先生が呼んでる!」
亜美を呼ぶ、先輩の声。
「やばい!急がなきゃ!
じゃあ後でね、愛璃!」
『うん、頑張ろうね』
慌てて走ってく亜美に軽く手を振って、私も行かなきゃ、と着替え終えてグラウンドへと足を向けた。
「愛璃ちゃん、今ちょっといい?」
向こうからちょうど歩いて来た祐ちゃんに、声を掛けられた。
砲丸投げの練習を抜けての休憩なのか、首にタオルをかけてる。