《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
「私自身がもっと、花奏を一人前にするべきであったが、持病の悪化でままならならない状態が続き…できなかった」



「俺に一人前に…しろと」


「それだけの強さを知弥様は持っておる」



「あの安倍晴明様の子孫に見込まれるとは…ありがたき幸せ…」
前世、お世話になった晴明様の子孫。

恩を仇にして返す等できない。



「・・・」



「分かりました。私にお任せ下さい…」



花奏を一人前の陰陽師にするまで、貞操は汚すなとのコト。



今夜は蛇の生殺しのような夜だな・・・



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