《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~

パパになる喜び~知弥side~

先に花奏はベットから出て、俺に背中を向けて、下着とパジャマを着ていた。



俺は花奏の躰を全て、知り尽くしていた。



なのに、恥ずかしいのか背中を向けて服を着る花奏が可愛く思った。



いつまでも、その恥じらいは忘れないで欲しい。



「出来たみたい」



出来た?俺は少し、首を傾げ、花奏に問いかけた。




「赤ちゃん…」




その言葉で俺の視界は一気にクリアに。


出来てもおかしくないよな・・・そうか~出来たのか…


学園長には花奏が卒業するまで、赤ちゃんは作るなと言われたが…出来たモノは仕方がないな。


あのウザイ3人組には誰よりも先に報告しないと。俺はバスローブを着て、寝室を出ていった。








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