《完》BLOODMOON~あやかしの花嫁~
「お前に恋文を書く時間があるんなら、直接会って、お前に触れて俺のキモチを伝えるが…」



「えっ!?」

先生の言葉に私は頬を染める。先生は私を紅潮させるのが上手い。

言動はエロ過ぎる!!



「頬を染めて…可愛い反応だな…そんなに俺を煽るな…ここは学校だ…」


先生は唇を右耳に近づけて、囁く。
ますます、頬に熱が集まってくる。



「授業が始まるぞ…花奏」



「わ、わかってます!!」


「じゃあ、な」


先生は不敵に口角を上げて、踵を返して、廊下を歩いて行った。


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