先生とシンデレラ
先生はチョコを口に含むと、キーボードを打つ手を止めて、私をゆっくりと見た。

「…っ」

先生は私を見ながら口の端に付いてしまったチョコを舐め取る。

なんか、色っぽい…

赤くなる顔を見られまいと私は早口で
「…っそ、それを届けに来ただけですから、帰ります…っ!」

そう出口に向かおうと身をひるがえすと。

「…っ」

先生が、私の手をつかんだ。
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