先生とシンデレラ
「男じゃないわよ、女よ!女にヤキモチ焼いてるの?」

その言葉を先生は聞いていないかのように。

「…一緒に外、出ましょう。羅々が着替えられないので。」

「あら、蓮君は残って良いのよ?見たいんでしょ、羅々の「羅々が、良いならいるけど。」

その言葉に。

私は見つめてくる先生の顔を見れずに
「…っ良いわけ、ないじゃないですか…っ」

そう言うと。

先生は笑って。

「残念だな。」

その言葉を残して、トオルさんと先生は外に出て行った。
< 409 / 449 >

この作品をシェア

pagetop