キミとの距離







「・・・・・・・ジュンくん、彼女でもいるの?」




「・・・・は?」





長谷川 雛乃が潤んだ瞳で俺を見つめる





「・・・・・・ねぇ、いるの?」




「・・・・・・いないけど、なんで?」




「・・・・・いないのに拒むなんておかしいよねぇ?」






・・・・・・・・・は?

もしかして俺が拒んだのは彼女いるからだってか?

本当に彼女いないなら拒まないって?

ふざけんな、とんだ自意識過剰かよ







「・・・・・・・俺はあんたに興奮したりしない」






そういうしかなかった

てかもはや、本音でしかなかった




第一に、なんの反応もしてないの

服の上からでもわかるだろ?




< 80 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop