Love Side 
彼の手を取って前に進む。そう決めてから

あたしの中で何かが変わったのだと思う。



「これ、事務所に持って行きつつ直帰します。」

定時からちょっと過ぎた時間に開発部長に声を掛けた。

「ああ、ご苦労さん。串枝君、デ-トか?」

「はい、まあ、そんなところです。」

この会話は、またたく間に社内メ-ルで広まった。


【伝説の女次のタ-ゲット決まる。本日デ-トのもよう。】







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