Love Side 

「じゃあ、持ってて。で、萌がその気になったら嵌めて。」


「姫川さん。あたしはまだ、」


「もう、君を振りまわしたりしないから、


 俺は君だけを見るよ。


 駆け引きとか無しで本気で付き合おうよ。


 俺は君が好きだよ。これからもっと好きになる。


 だから、結婚してください。」


「、、、あたしのどこがいいの?伝説とかないからホントに、、」


「一目ぼれだって言ったでしょ。君の事は昨日ずいぶん色々聞いたし。

 あんなの聞いたら普通引くんだろうけど、

 それをひっくるめて、君が欲しいと思ったんだから。」


もう一度だけ、信じてもいいんじゃないかと

思えた。

「その言葉信じていいの?」

姫川はニカッっと笑って。

「もちろん!!」

と答えた。




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