蒼穹の誘惑
「社長、今は副社長のことは私に任せて浅野氏との提携に集中してください」

高宮はみずきを諌めるように言葉を選ぶ。

「明後日デートするのでしょう?いい機会です」

「……何故、もう知っているの?」

突然話を浅野のことに変えられ、みずきの表情に動揺が走る。

「私はあなたの秘書です。しかも有能な。もうそろそろ浅野氏もしびれを切らして連絡してくる頃かと思い、あなたのスケジュールをわざと空けておきました」

「余計なことを……」

「何故です?あなたも楽しみしていた、違いますか?」


(楽しみ?私が楽しみにしていた----?)



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