蒼穹の誘惑
気持ち良くないのにセックスする意味があるのだろうか?
そんな相手なら別れてしまえばいいのに……
----と現実的なみずきは考える。
自分と高宮はかなり身体の相性はいい。
相性がいいとというより、みずきにとって今までで最高の相手かもしれない。
行為に夢中になるあまり、我も時間も忘れ、熱くなってしまうときが何度もあった。
何が、というわけでもないが、高宮のあの双眸に見つめられると、みずきの身体の芯は熱くなる。
耳元で囁かれれば、脳が洗脳されたようにその声に導かれてしまうのだ。
お互いに恋愛感情もないというのに、ベッドの上では恋人以上の関係のような錯覚に陥るときがある。