蒼穹の誘惑
自分で自分の首を絞めてしまった、と後悔するも、未だにみずきは腹が立って性がない。

元々、高宮に焦らされることなどなかったら、こんな風に欲求不満になることもなかった。

一層のことクビにしてやろうと思うが、それこそ自分の首を絞めるだけでなく、致命傷になると考えを改めた。


「ムカつく男……」


みずきはパラパラと読みもしない雑誌をめくりながらポツリと呟く。


(最近よね?あんなに意地が悪いのは……人を見下して!!)


イライラしながらページをめくっていくと、ふと雑誌の一ページがみずきの目に留まる。

「彼氏と彼女-身体の相性は?-」というタイトルのコラム。

内容は、好きだからといって身体の相性がいいというわけでない、大好きなのに気持ちよくなれない、身体の関係を重ねてしまうと情が芽生える、という女性の性の悩みについてだった。


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