幼き神は涙さえ演じて

 「言わせてもらいます。あなたは神なのでしょう?他人の死を操る自身を神と呼ぶ。自身を神と謳うあなたは何者にも侵せない。そうでなくてはならない。そんなあなたがたかがシスターに感化されてどうします。

 犯した罪の数?

 背負う?

 祈る?

 あなたにはその資格がない。誰かに背負わせる資格も、祈る資格も、祈ってもらう資格も、あなたにあるとお思いですか?あなたは既に“こちら”の住人。幸せになるためになど、祈れるはずがないでしょう?」

 茶神は瞳を閉じた。

 
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