魔法少女の恋の行方
Story4
~美夏side~

ん・・・

まぶしぃ・・・

ここは・・・部屋?

そっか倒れたんだわ
でも大丈夫みたい

今何時だろ?

―――――――――――
午前11:00
―――――――――――

いやぁぁ!完全に遅刻じゃん!

「お母様!どこ?お母様!」

「ん?なにかしら?美夏、そんなに慌てて」

いやいや慌てたくもなるでしょうよ
完璧に遅刻なんだから・・・

「もしかして学校の事?」

この人エスパー!

まぁいいや

でも私は放心状態でコクコクとしか
うなずけなかった

「それなら大丈夫よ
 今日は休みにしてあるから」

ほっ―――安心したぁ

「だから今日はゆっくり休みなさい」

『そうですよ!美夏』

あ!

「美紅!よかったぁ
 意識戻ったんだね」

『えぇどっかの誰かさんが倒れてる間に
 春香ちゃんが魔物倒してくださって
 命のかけらをくれましたからね』

うぅ~そんな言わなくてもぉ

(ちなみに親の前だと美紅はすっごく猫かぶってます)

『でも安心しましたよ、美夏
 あたしたちがどれだけ心配したかと思ってるの?』

「は・・・はいぃ
 でもびっくりしたぁ
 美紅にあんな力があったなんて・・・」

『あぁあれですか?
 実はつい最近なんですよね
 その力があることを知ったのが』
 
へぇ~でもどうして?

「あんなの陰陽師でもない限り無理じゃないの?」

ちなみにこの世界にも幽霊とか妖怪とかはいるの
でもあたしたちが倒せるのは魔物だけ

でも倒せないけど足止めくらいならできる

ちなみに陰陽師も
魔物は倒せないけど足止めはできる

でも魔感がないとほとんど見えない

魔法少女も妖怪とか幽霊はほとんど見えない

霊感と魔感は違うからね


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