蜜色チェーン―キミと一緒に―


「そうよね。だってどう見てもあんたと沖田さんじゃ釣り合わないし」
「……そうですよね」
「大体、沖田さんって遊びの関係しか持たないらしいし」
「そうですね」


こういう場合、相手の感情を逆なでないように全部を肯定するのが一番だ。
それにしても、噂自体が嘘だって言ってるのに、なんでこんなに言ってくるんだろう。

よほどストレスがたまってるのかな。


「だから、万が一、運よくあんたみたいのが相手してもらえたとしても、遊びでしかないんだから」
「……はい」
「でも、沖田さんにも選ぶ権利があるでしょ。
可愛いって言えば可愛いけど、違う意味だし。こんな子どもっぽい子となんてね。
考えられないし」


童顔は、私のコンプレックスでもある。

拓海くんと私の歳の差は六歳。
でも、この顔のせいで、実際はもっと離れて見えちゃうから。


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