蜜色チェーン―キミと一緒に―


「最近、沖田さんとあんたが会社近くで待ち合わせしてるって噂になってるの」


思い出すのは、私のストーカー行為。
一応、会社の人に見られないように会社から少し離れた場所で待ち伏せしてたけど……。

でも、毎日だし、誰かに見られてもおかしくはない。


「どうせ嘘なんでしょ?」


鼻から決めてかかってくれる先輩たちにホっとしながら笑顔で頷く。

拓海くんは私との関係がバレるのを嫌がっているから、こんな噂が広がっちゃったらマズイ。


「はい。嘘です」


私の答えに、先輩たちもホっとした顔をしていた。
この人たちも、拓海くんに気があるのかな……。

そう考えると、なんだか複雑な気持ちになる。






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