蜜色チェーン―キミと一緒に―
傷ついて弱りきってる拓海くんを前に、そんな事を思うのは場違いだって分かってたけど……。
儚さをまとった拓海くんは、まるで彫刻みたいに綺麗だった。
感情のない、彫刻みたいに。
『うん』
手を離したら、消えちゃいそうな拓海くんを抱き締める。
窓の外では雪が降っていたけど。
拓海くんの身体は、温かかった。
きちんと生きてる。
だから、傷つくし、苦しくもなるのに……。
今まで拓海くんがひとりで抱えてきた傷を少しでも共有したくて、ずっと拓海くんにしがみついてた。
それが、私が拓海くんと初めて関係を持った時。