蜜色チェーン―キミと一緒に―
ベッドに座りながら微笑む拓海くんは落ち着いているみたいだったから、はしゃぎすぎた自分を恥ずかしく思いながら拓海くんに近づく。
「すごい部屋だね……。こんな部屋初めて見た」
「由香が喜んでくれてよかった。
予約する時にいくつか部屋のパターンが選べたから、迷ったんだけど」
「あ、そうなんだ」
「うん。もっとキャラクターを前面に押し出した部屋もあったよ。
でも由香はそこでもいいと思うけど、さすがに俺はあの部屋じゃ眠れないから」
ハハって笑う拓海くんに笑顔を返して、隣に座る。
こういう部屋ってきっと、数日前とかじゃ予約はとれないと思う。
って言う事は、拓海くんは少し前から今日ここに来ることを考えていたって事になって。
一体いつからこの計画を考えてくれてたんだろうって考えると、不思議になる。
そもそも、拓海くんはなんでここに連れてきてくれたんだろう。