蜜色チェーン―キミと一緒に―
◆あとがき


あとがき


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
気付けば完結するまでにだいぶ長い時間を使ってしましました。
待っていてくださった読者様には、大変申し訳なく思っています。
本当にすみません。

さて……。
なんとか無事ふたりを幸せの入口まで歩かせる事ができて、とてもホっとしています。
由香が頼りなさそうに見えて実はしっかりしているので、この子ならどうにかなるだろうなとは思いつつ、拓海がちょっともうどうしょうもなかったので本当に由香の手におえるだろうかとハラハラしました。
本当に、無事まとまるのか心配でした。

だから、由香が倒れた時、行方不明だった拓海が部屋に現れてものすごくホっとしたのが、この作品の一番印象に残っているところです。
拓海の意思の弱さにバンザイ。

蜜色オフィスを書いていた時は、まさか沖田拓海を違う作品に、しかもがっつり出すとは思ってもいませんでした。
だけど、蜜色オフィスを書き進めていくにつれて、この人このままじゃ可哀想……きっと色々あったのに、とどうにかして幸せにできないかなぁなんて考え始めたのが始まりです。
えー誰か救ってあげてよ。苦しそうだよこの人!と。

もともと傷ついた男の人と芯の強い女の子を書くのが好きなので、決めてからは拓海と由香を書くのが楽しかったです。

でも、少し重たい話だから更新は止まらないようにしないと!と思ってたのに、終わってみれば四ヶ月更新ストップというひどい事になってしまった事は一番の反省点です。
本当にすみません。

なぜか書けない、書きたくない、というスランプに突入して、もう本当にこのまま小説から離れるのかな、なんて事もぼんやり思いましたが、ベリカフェと野いちごに未完の作品がふたつも残ってる、という事実が繋ぎ止めてくれた気がします。
拓海をどうしょうもない男呼ばわりしましたが、そんな拓海と優しい由香に支えられていたのは私かもしれません。
ふたりにお礼を言いたいです。

そして、無事完結までこれたのは、更新が止まっているのに本棚に入れ続けて下さった読者様のおかげです。
ありがとうございました。

また違う作品で会えたら嬉しく思います。



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