蜜色チェーン―キミと一緒に―
強引にそう言う田中係長と私の距離は、1メートルくらい。
社内ではありえない距離に、緊張……っていうよりも若干の恐怖を覚える。
拓海くん以外とこんな近づいた事ないから、余計に。
「野原さんって、可愛いよね~。
童顔だし、純粋そうだし、父性本能がむずむずする」
「父性……ですか」
って事は、別に変な気持ちでこんな事してるわけじゃないのかな。
まるで子どもでも見るような気持ちで……って、田中係長まだ独身だし三十代だし。
「うん。でも、俺、野原さんみたいな路線弱いんだわ~。
ロリコンってほどでもないんだけど、キレイ系よりも可愛い系が好きだし。
野原さん、背もちっちゃいしドストライクなんだよね~」
「……はぁ」