タロット☆マジック【完】
そのジョセフィーヌの一言に、雪が目を丸くした。
「ど、どこが!」
かなり驚いてる雪に、俺たちの方が驚く。
急に、冷めた雰囲気になったかと思ったら……。
「すっごい変わってるから。変人じゃん。」
「ひ、ひどぉーい!」
雪と凜子は、あいかわらず……。
その時、ジョセフィーヌが俺の所にやってきた。
「な、なんだ? 俺に何か用か?」
俺はそう言って、一応微笑んでおく。
ジョセフィーヌの顔が、ポッと赤く染まった。
……ま、まさか、な……。
急に、腕に抱きついてくるジョセフィーヌに、目を丸くした。
ちょっ……! り、凜子が見てるんだって!!
挙句の果てに、
「私は、蓮斗くんの将来の結婚相手なのよ!」