タロット☆マジック【完】
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「――……と、いうわけで。」
私は、口元に笑みを浮かべる。
―― ガラガラッ
「やって来ました、C組ーっ!」
1人で、げんなりしている雪ちゃん。
一方、私を含め、蓮斗くんとライチちゃんの3人。
盛り上がってます!!
「渡部冬馬くーんっ! 居る? ってゆーか、居るよね? 占い部の部長、森山凜子です!」
1年C組のみんなが、ザワザワしてる。
小学校の時の友達は、「またかー」って呆れたようにクスクス笑ってる。
「……凜子、死ね。」
黒いオーラに、私は頬を引きつらせる。
「アハハッ! 死ぬなんて、不死身の私にはアリエナーイッ!」