【超短】甘いキスが上手な不良君【完】
「言ったろ? 栗田さんが好きだって。栗田さんは俺のこと、どー思ってんだよ?」

「な、中谷君は……」

不良だから怖いし……。


「クラスメートだよ……?」

「……。俺、栗田さんの隣の席だってわかったとき、マジうれしかったんだぜ? じゃなきゃ、つまんねー授業なんか出ねーよ」

て言ったって、いつも寝てるじゃん……。


「あー、もう! ……好きだ……」

言葉がもう出てこないのか、急に抱きしめられて、そう小さくつぶやいた。
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