さよなら、いつか。②―幕末新選組伝―
「おいおい山南さん、その言い方はないだろう。」
「そうですよ。そんな話をここでしたら、古高もビビっちゃいますよ?」
沖田さんの言葉で古高に視線を移すと、案の定頑なに瞳を閉ざしている。
これだけ見れば怯えてなどいないようだけれど、縛られたその手は確かに震えている。
「これはこれは。失礼しました。」
ふふっと丁寧に謝る山南さんを見て、もしかしたら山南さんが一番怖いんじゃないかしら、と苦笑する。
「でもこれじゃあ、残虐な殺し方をすると噂の、辻斬り集団と同じですからね。」
辻斬り、集団?
残虐な殺し方?
ふいに落ちた言葉に耳を向ける。