ゾンビのヒットマン
とにかく、どうやら丸一日寝ていたらしい私は、昨日ターゲットを狙ったのと同じ時間に、ターゲットと一緒にいる。
操られて来た先は、≪ビンゾ製薬株式会社≫の社長室であった。
社長室はこうあるべき。
それを具現化したような部屋だ。
入口から入ると、正面に向かい合わせになったソファとローテーブルがある。
ソファは革張りの黒いソファだ。
所々がすれて破けている。
ローテーブルはモダンな雰囲気を漂わせる、茶色いモノだ。
真ん中にガラスがはめ込まれており、なかなかオシャレだ。
悔しいが。
そのソファとローテーブルを通り越した場所に、私と“グレーマスク”は並んで立っている。
正面にはブラインドが引かれた大きな窓があり、その窓に背を向けるようにして社長用のデスクがある。
社長は黒いメッシュの背もたれが無駄に長い椅子に、我々に背を向けるように座っている。
つまり、窓の方を向いている、というコトになる。
なんだろうか、この姿をギリギリまで隠すというもったいぶりは。
操られて来た先は、≪ビンゾ製薬株式会社≫の社長室であった。
社長室はこうあるべき。
それを具現化したような部屋だ。
入口から入ると、正面に向かい合わせになったソファとローテーブルがある。
ソファは革張りの黒いソファだ。
所々がすれて破けている。
ローテーブルはモダンな雰囲気を漂わせる、茶色いモノだ。
真ん中にガラスがはめ込まれており、なかなかオシャレだ。
悔しいが。
そのソファとローテーブルを通り越した場所に、私と“グレーマスク”は並んで立っている。
正面にはブラインドが引かれた大きな窓があり、その窓に背を向けるようにして社長用のデスクがある。
社長は黒いメッシュの背もたれが無駄に長い椅子に、我々に背を向けるように座っている。
つまり、窓の方を向いている、というコトになる。
なんだろうか、この姿をギリギリまで隠すというもったいぶりは。