青く澄んだ空∞
「ねぇ麻斗サマと何話してたの?」
興奮気味に理子を中心に女子が迫ってくる
もともと男子嫌いの私は、女子ウケよく、
友達も多い。だから迫るといっても怖い方の意味ではない。
「えっとね…………だったの。」
かくかくしかじか、全てを話した。
うそーー!
マジで?すごーい汐音。
麻斗サマのこと、好きなの!?
…めっちゃ、みんなの目が輝いてる。
うまくみんなをかわして、学校から逃げるようにして帰った。

後から聞いた話だが、転校初日で北山くんのファンクラブが作られたらしい。そして
その会長が理子という…。
先輩まで見事に仕切ってたらしい…。
恐ろしいです理子さん…。
< 21 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop