ミルクティー
クラウディハート
「あぁーあ。こんなもんなんかなぁ」
と会社でいつもつるんでる友達に言う。

「オマエには上等だったよ。もともと荷が重かったんじゃねーの?」
とお構いなしにザクザク言う。
「あんな可愛い子オレなら気になって疲れちゃうよ。ま。良かったんじゃねーの。」


人間は冷静さを取り戻すと真逆の考えが浮かぶ時がある。

―そう好きになったのはこっちだ。
まだ3ヶ月なのにいつからこんなになったんだ?

少しの後悔が彼女への連絡を出来なくしていた。

長い長い1日を日々過ごしていた。


―あ~ぁ。こんな事なら笑顔で行ってらっしゃい!って言うべきだったのかな。

大人にもなって自分の発言に責任を持てないボクはダメ男だ。

そして彼女が旅行に行くという金曜日を迎えた。
もともと彼女の休みを聞いていたので、久々の平日休みを取っていたのにも関わらず朝早く目が覚める。


―3連休何すりゃいいんだ。無駄に時間があるなぁ。
ボクはコーヒーメーカーの準備をしながら思った。
「あっ。あの観損ねた映画がDVDになってるはずだ。借りに行こう!」

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