シンデレラの王子は。

「じゃ、なんなの」
「-----解んない…けど、解んないけど、大人な人。」
あっそ、って興味無さげに言われてから、アタシ達は家を出た。
空未は可愛いショップをたくさん知ってて、アタシに合うショップを覗いて、洋服選びを手伝ってくれるの。
どれも可愛すぎて目移りしちゃう。
「で、デートはどこに行く予定?」
「解んない」
やれやれって顔された。なんかいけないことしたかな。
「じゃ、服選べないよ。
今すぐ行き先聞いてっ」
「解った。でも、なんで服選べないの?」
一ノ瀬さんへのメールを打ちながら空未に聞いた。
「まったく…。例えば、遊園地に行くとしたら、歩くから動きやすい服。パンツを用いたコーデにするとか、
水族館だったら、落ち着いた主張し過ぎない服にするとか、
ドライブだったら、思いっきり気合いいれた服にするとか、
朝帰りの予定だったら、脱ぎやすい服にするとかあるでしょ!!」
熱弁されて聞きいってしまった。参考になります。さすが経験豊富な空未は違うな。
「なるほど。途中まで良かったのに、最後の方いらない知識が…」
「ばかっ!!一番重要なことだから」
はい、すいません。
としか言えないね。変なスイッチ入っちゃったみたい。

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