いじわるな後輩くん×ツンデレな先輩
《…わかった》
そういう先輩の声はさっきとは違いはっきりとしていた。
いつものツンデレな先輩とは全然違った。
「きりますね…」
《待って…!》
「…?はい?」
《あたし…あたし…それでも相太君を…
す、…好きでいていい…》
・・・・ッ。
「…はいっ。」
《じゃあ…ねっ》
「…でわ」
切るのが嫌だった。
俺何してるんだろう。七海とは違う。
先輩が恋しくて。
「…くそっ」
悔しくて壁を叩いた。
バカかよ…俺。苦しい。
先輩…俺も好きだって知ってた…?