ブログ女 ーAyu Official Blogー


「怖いよ。もの凄く」



真剣な表情であたしを見る結城



『……。』



「怖いからと言って…俺が取り乱した所でどうにかなる?ならないだろ?」



『そ、それは…』



「西川サンも香織も呪いには逆らえなかった…俺は、助けられなかったんだ」



『……。』



「香織が死んだ翌日… 個室に移して貰った後、俺さ真剣に死ぬつもりだったんだ。西川サンに香織…大切な人を失って、俺の中で何もかもがどうでもよくなった。そんな時に萌チャンの顔が浮かんでさ…まだ死ねなかった」



『結城…』



「口は悪いけど優しい所もあって危なっかしい…そんな萌チャンが心配でほっとけなくて。その時思ったんだ。今俺がすべき事は死ぬ事じゃない、萌チャンを守る事だって」



『……。』



なぁ結城



結城の思い凄く嬉しい



嬉しいけど



あたしは結城に
守って貰える女じゃねえよ



香織を殺したのはさ
呪いのせいじゃない



あたしが..
あたしは人殺しだ



結城は優し過ぎる



こんな人を
騙し続ける



あたしは本当に醜い女だ



言ってしまいたい
言ってスッキリしたい

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