恋愛談義!
「俺、ブロッコリーも食べられるようになったし。めそめそ泣かずににっこり笑えるようになったし……背だってちぃちゃんを追い抜かしたんだぜ……?」
昔話でもしてるみたいに、そいつはささやきながら、私の髪をすく。
そんなふうに触れられると
とても大事にされているような、そんな気がして
なんだかくすぐったい。
「せっかく同じ会社に入れたっていうのに、ちぃちゃんは思い出してもくれないし。なんだかすげー計算高い女になってるし。過去の男筆頭……特に俺、報われなさすぎだろ」
くすっと笑いながら、そいつは私の頬を指の背で撫でる。