恋愛談義!

井上礼央からしたら、私が仕事を辞めようが続けようが関係ないんだから。



バカバカ、私のバカッ……

ああーー腹が立つ……!!!!



ムカムカしながら、私はゆっくりと首を横に振った。



「――いや、大丈夫。上の内科に寄って帰る……から」



この青天目ビルヂングには歯医者も内科も入っている。

エレベーターで行けばすぐだ。



「そっか……なんかあったら電話して」

「――ありがとう」



そこでようやく、井上礼央は私から手を離してくれた。


胸の痛みがほんの少し楽になる。




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