恋愛談義!
「そうか。車出してきたから。家まで送る」
「――でも仕事……」
「いいから」
彼は壁から体を起こすと、私の肩を抱き寄せ、近くに停めていた彼の車に私を押し込んだ。
彼の車はまっすぐ私の住むアパートへと向かった。
車中ではお互いずっと無言。
と言っても、しゃべるのもおっくうだったから、それでいいんだけど。
車はアパートのすぐ前に停車された。
「ありがとう。助かりました」
ホッとしつつシートベルトを外そうとした瞬間、腕をつかまれた。