恋愛談義!

「ポトフ。薄味でたくさん作っておいたから、明日も食えよ」

「――うん」



ポトフ……!

あんた可愛い奥さんにでもなるつもり?



そして彼は、それらをちゃぶ台の上に並べたランチョンマットの上に、並べると、私の斜め前に座り、手を合わせた。



「頂きます」

「い、頂きます……」



同じように手を合わせて、ハッと気づいた。


井上礼央、パンイチじゃん!



「これ、着て!」



クローゼットの中からパジャマ代わりのTシャツを引っ張り出し押し付けた。



< 159 / 281 >

この作品をシェア

pagetop