恋愛談義!
井上礼央は、ガスコンロの上にかかった鍋をあたため始める。
食器棚から何枚か私お気に入りのお皿を取何種類か取り出し、コンビニで買ったサンドイッチやカットフルーツ、ヨーグルトを彩りよく取り分ける。
男ならそのまま食べちゃいそうだど、そうじゃないんだ……。
催事の時も思ったけど、こいつって案外こういう手間を惜しまないんだよね。
「そのままで出したりしないんだ」
「このほうがうまそうに見えるじゃん」
そして鍋から大き目のマグカップにスープらしきものを注ぐ。
「それ、なに?」