恋愛談義!
これがどれだけ私にとって許せないことか……
きっと素直な井上礼央には想像もできないと思う。
「自信……?」
「そう」
怪訝そうに首をかしげる井上礼央に向かってうなずき、ゆっくりと息を吐いた。
「私……恋愛と結婚は別だって、割り切ってたから。とにかく他人から見て『幸福な結婚』が出来ればよかったから」
「――」
「井上君」
名前を呼ぶと、それまで少し距離をとっていた井上礼央が、一歩私に歩み寄ってくる。