恋愛談義!
「青木サンはさ、嘘が下手すぎ。俺に隠れてなんかしようとしてんの、バレバレだから」
「は、放せよっ……!」
そして井上礼央は、冷たい眼差しで井上礼央の手を振り払った鈴川さんに視線を向ける。
「あんた、前カノ以外にも切れてない女がいるだろ」
「――!!!!!」
「ええええっ!!!」
顔色を変える鈴川さんと、私が叫び声をあげるのはほぼ同時だった。
「ツメが甘いくせに、あっちこっちに手つけてんだよ、こいつはさ」
「――気づかなかった」
「ほとんどがワンナイトラブってやつで、それっきりだからな。本人も忘れてる」
井上礼央の言葉に、鈴川さんは視線をうろうろと彷徨わせる。