恋愛談義!
自分たちの結婚生活どころか、相手の家庭も破壊して。
そしていなくなった両親。
だからなのか、口癖のように『幸せな結婚』をして、と言われて育った私。
けど正直両親のせいでまともに恋しようなんて思ったことなかったし。
将来結婚するつもりもなかったけど、おばあちゃんには花嫁姿を見せてあげなければならないと固く心に誓ったんだ……。
そのかわり、私は両親のように恋だの愛だのに振り回されず
完全に相手をコントロールしての結婚を選ぼうって――
「そっか……ただばーちゃん孝行したかっただけなのか」
「――そう片付けられると、なんか笑えるわね……」
「だな。悲劇も突き抜けると喜劇だ」
そして井上礼央は、私の顔を両手で挟み、持ち上げる。