恋愛談義!

そう。我慢できなかったのだ。


だから一人で蔵を整理する御堂に後ろから飛びついて、彼の唇を無理やり奪い、馬乗りになり、服を脱がせた。


御堂は切れ長の目を驚いたように見開いたけれど、拒まず、私の好きなようにさせてくれて……

私は自分の思うような形で、処女を捨てることが出来たのだ。



「こういう時でも、裸で堂々となさるお嬢様は、やっぱり美しいですよ」



御堂はクスクス笑いながら、周囲に散らばった下着をあつめはじめる。


この男にはまったら同級生の男子なんて、ゴミだな、と思いながら、足をあげる私。



「きれいにして」


と、ささやくと、御堂の目が爛々と光る。



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