恋愛談義!
完璧すぎる、高嶺の花になるつもりはない。
何も私は「王子様」と結婚しようっていうんじゃないんだから。
――ブルル……
エプロンに差し込んでいた携帯が震える。
ちらりと見ると、鈴川さんからのメールだった。
ちなみに彼もイタリア出張中。
『もう一度話がしたい』
三日にいっぺん届くメールは、たいてい話を聞かない私への懇願、恨み節、自虐、そしてまた懇願、というほぼ同じ内容。
このままフェードアウトしたいのはやまやまだけど、そうはいかないだろう。