恋愛談義!
私の髪をすく彼の指に、時折力がこもる。
髪を引っ張られるたびに痛みを覚えたけれど、なぜか不快感はなかった。
私にセックスを教えた御堂はイクのがやたら遅くて
こうやって口でイカせるのは大変だったのだけれど
そのおかげで私は、もはや神業といえるほどのテクニックを身に着けたのだ。
「――もういっちゃうの? ダメよ許さない」
唇を外し、そっと井上礼央の根元を押さえる。
「おっ……鬼っ! つーかお前、なんなの!?」
「なんなのって、なに?」
「なんでこんなことできるわけ……少々遊んでたくらいでこうはできないだろ……」