恋愛談義!
カットソーとデニム。
昨晩脱ぎ捨てたものをそのまま着ました感満載の井上礼央。
きれいな巻き毛も寝ぐせで、失敗したパーマみたいになってる。
「頭、すごい鳥の巣になってるわよ」
「そんなことどうでもいい!」
「――私、一人じゃないとよく眠れないから。ビジネスホテルだとなおのこと、つらいのよね。あと6日間乗り切らなくちゃいけないんだから、睡眠はとりたいの」
「――」
至極いつもどおりの私を見て、井上礼央は妙な顔をした。
なんだ、こいつ。みたいな。
「――だけど……一言くらい……」
急に歯切れが悪くなった。