捨てられない恋
「は!?」
私の言葉に反応し、
こちらを向き大声で叫ぶ彼。
「お前、いっつもここ
4:10くらいに来るだろ?」
「いつもはね。
でも今日はちょっと遅れて…」
教室で昔の事を思い出していたから
今日はここに来るのが遅れたんだ。
「うわ~マジかよ!
いっつもお前がゴミ捨て来て
帰るくらいの時間が丁度いいから
油断してたわ」
まさかいつの間にか
知らない人に
部活に行く時間の目安にされてたとは…
別に私が悪い事をした訳じゃないけど
なんだか申し訳ない気分になる。
彼はよしっと勢いよく立ち上がると
グランドの方へ走り出した。