ブログ女 ーAyu Official Blogー 2


『高そうな置き物だな…』



階段までの距離



廊下の所々にいろんな
置き物が置いてあって



特に人形系の置き物は
懐中電灯で照らす度に


ヒヤッとしてしまう



『……。』



不思議と短い廊下が長く感じる



カタッ



『え…?』



カタカタカタッ



リビング?


誰も居ないハズの部屋で
微かに物音が聞こえる…



『……。』



誰かいる。



空き家なのに?



『もしかして亜由美…』



恐怖のあまり俺の体は自然と震え
異常な程冷や汗が流れ落ちていく



何の音だろう?



階段に向かって歩いていた結城は
足を止めその場で耳を傾ける…



『……。』



カタッ



カタカタカタッ



やっぱり、やっぱり何か聞こえる



明かりで


自分の存在がバレないよう
懐中電灯を床に向けた俺は



『……。』



生唾を飲み込み



廊下から
物音の聞こえるリビングを覗く
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