ブログ女 ーAyu Official Blogー 2
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″ 俺はあの子が犯人じゃないかと考えている ″
西川サンが殺されると
夢にも思ってなかった
その日の早朝
俺は西川サンからの電話で起こされた
『あー。西川サン?おはようございます。相変わらず早起きですね…』
「まだ寝てたのか?お前は…いつになったら早めに仕事入ろうと思う気になるんだ?」
『あはは…』
西川サンは結城の叔父で
結城に刑事を目指すきっかけをくれた人
「とにかく早く用意して出て来い。で、話し戻ってあの事件だが… 」
『西川サンは江波家の長女が犯人だと?』
「ああ。江波明日香の目撃証言はなし。けど母親は目撃証言もあればちゃんとしたアリバイがある。彼女は出かけず家に居た」
『明日香チャン以外に家に居たのは長女だけ… 』
「死体が発見された現場からは江波萌の指紋しか残ってないってのが何よりもの証拠だ」
『でも本当に彼女が犯人なんですかね…』
「んー…」
『西川サンも聞いたでしょ?父親いわくあの子幼い頃から奴隷の様に扱われてたとか…可哀想に相当母親に殴られ殺されかけて…』
「それ本気で言ってるのか?」
『…え?』
「結城、事情がどうあれ目の前の出来事に惑わされるな。正しい道を切り開く為には心を鬼にしろ」
『……。』
「この仕事に感情は不要… 今回の件だけじゃない。同情してたら本当の犯人を見逃す事になるぞ」
『……。』
「今出先だから悪いが江波サンに連絡入れといてくれないか?」
『萌チャンにですか?』
「君の父親の事で話しがあると伝えてくれ」