Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~



――





「やっといた」


振り向いたら


恭介さん


「お前何で此処にいるの」


「何でって此処に降りたから」


「……」


「……」


「はぁ~まさか自由席にいるとは思ってないだろ」


へっ?


「あ、すみません。指定席だと」


「グリーン車」


グ、グリーン車?


「な、何を云ってるんですか!勿体無い」


「……」


「私は社長とは違うんですよ。一人なら自由席でも何処かに座れるから指定席にもしなかったのに」


経費で落ちないんだからね。


「ば~か。グリーン車に乗らなくても指定席くらいにはしろ。それで破産する訳じゃねえし」


「で、でも」


「ん?まだ口答えすんの」


片眉が…上がってる。


や、ヤバい。


「ごめんなさい」


謝るが勝ちだわ。


「これから指定席にします」


「……」




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