小さな豆子は霊能力者!? ―マイ・プレス―
…スプリング

…小清水です

はじめまして!

私の名前は小清水小豆(こしみずあずき)!

高校1年生の15歳

元気がとりえで素敵な恋や友情に

憧れている普通の女の子です

まぁーそこらへんはリアルに

ファンタジーたら、メルヘンなところ

非現実的に憧れを抱いています

そして今日は、天音学院高等部の入学式!

制服もかわいいし、学校も綺麗だし、

すっごく楽しみ!

あー…でも、友達できるかなぁ

そこがちょっと不安ですが

これから青春の1ページを

作ってかなくちゃね!

まずはクラス表ーっと…

おぉ、人がいっぱい

集まっていらっしゃる…

み、見えるかな…

場所は校門を入ってすぐ横

桜並木がとーっても綺麗に並んでいて、

ちらほらと花びらが舞い散っている

いや、今の私にはそんなことどうでもいい!

早くクラスを確認して、教室に入りたい!

ただそれだけだった

でも表の前に群がる人々…

標準並みの身長の私には

何が書いてあるのか全く見えないでいた

あぁ、どうしよう…

と、とりあえず、負けるな私!

「おりゃぁあ!」

ジャンプジャンプ!

必死に飛び跳ねてみる…

すると、辛うじて

「み 見えたぁ!い 一組ね!…のわぁっ!?」

ちらっと幸運にも見えたのが幸い

着地時にバランスを崩して

尻もちを付いてしまった

「いたたたたぁ・・・」

あぁ、もう、何でこう付いてないかなぁ

ま、でもクラスわかったことだし、

さっさと教室行きますか

私はその場をそそくさと後にして

軽く迷子になりながらも、

何とか教室にたどり着いた

だって無駄にだだっ広い学校なんだもん!

地図くらい書いといてよね!

< 2 / 164 >

この作品をシェア

pagetop