続・俺様王子の初恋






「 ・・・・それで、そちらは? 」


「 俺の彼女 」


「 ・・・・彼女、ねぇ? 」






胸を張って、先輩への気持ちを
ご両親にお伝えする。






心にそう決めたはずなのに、
体が言うことをきいてくれない。






「 可愛い彼女さんね? 」






優しいお母さんの声を聞いて、
”このままじゃだめだ”と
顔を上げた。






繋いだ手から、先輩が力をくれた気がした。









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