続・俺様王子の初恋
───────・・一年後も、ここに居たい。
離れても大丈夫。
そのくらいの自信がほしかった。
「 ・・・ありがとな、葵 」
少し疲れた顔で笑う先輩に
”こちらこそ”と笑うと
少し乱暴に頭を撫でられた。
たまには、すれ違うことも大切で、
お互いの意見をぶつけることだって
大切だったりする。
こうやって少しずつ、知らなかった
”恋人”というものを知ることが
私の一番の幸せ・・・・なんだと思う。