続・俺様王子の初恋





今もまだ、繋がれた手を見て
お母さんは再度微笑んで、





「 貴方、もういいでしょう? 」


「 ・・・・ 」


「 それとも、まだ何かあるの? 」





お母さんがそう声をかけると、
視線を逸らしたお父さんが
ゆっくり席を立って、






「 失敗したら進学だからな 」





それだけ言って、リビングから出て行った。





「 ・・・頑張れって言いたいのよ。
  あの人は素直じゃないから・・・
  ごめんなさいね?葵さん 」


「 あ、いえ・・・こちらこそ・・・ 」





お父さんの言いたいことは分かる。
けど、だからこそ、私も
分かってもらいたかった。






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